小学校受験の記録

2015秋、神奈川県下の私立小学校を中心に受験した際の記録です

夏の講習

夏期講習から志望校に合わせた勉強をはじめました。お教室から、その志望校に合った講座をセットで勧められたので、それをまるごと受講しました。中には、講座をご自身でピックアップして組み合わせて受講されている方もいらっしゃいましたが、うちはそのような判断力もなく、大方の人と同じようにまるっと受講した次第です。

 

その講習は主に3タームに分かれていました。連続4日間×3タームで1日3時間ほどの講習でした。もちろん、その中には体操や行動観察も一部含まれ、子供は楽しく通っていました。集中的に組み込まれた内容は、

・数、思考力

・絵画

・お話づくり

でした。

 

ここで見えたのが、子どもたちの地頭の良さ、ないしは、努力の量の差。成績が加味されたクラス編成で、わが子はギリギリ上位クラスに属していました。それゆえ、トップクラスの子達と席を並べることになったわけです。まあ、何を出題されても、どんどん答えを出していく1位集団はこんなにもすごいのかと圧倒されました。努力や経験の差ももちろんあると思います。ですが、一度教えられたことをその場で体得し、理解し、正答していくそのさまは、「ああ、世の中には頭の良い子というのがいるんだな」と、ハッキリと悟らせてくれます。

 

で、わが子はというと、そのキレはなく、ちょっと目新しい問題にあたると、ぽかーんとしてしまうタイプ。一度解いたことのある問題には強いけれど、初見の問題の理解は今一歩というタイプでした。これはマズイ・・・。思いあまって担任の先生に「うちの子まずいです。志望校変更も頭をよぎるくらいなのですが」と相談してみましたが、大手のお教室の先生は大勢の子を見ていますし、そこまで丁寧に個々人の能力を把握できているわけでもないのでしょう。「大丈夫!」と言われただけでした。そこは先生の言葉を信じることにしたわけですが、結果、大丈夫だったとは言いがたく、やはりその子の能力を見極めてあげるのは親しかいないんだと、今振り返ってあらためて思います。

 

ちょっと話が飛びましたが、ひたすらこの3タームをこなした1ヶ月。

講習中の一日の生活リズムは、

 

◯午前中・・・前日残ったプリントをこなす、絵を描く

◯午後・・・3時間ほどの講習

◯終了後・・・周りの子と少し遊んだり、おやつを食べたり

◯夜・・・再びプリント、明日までの宿題

 

という感じでした。

 

ずーーーっと勉強だと精神的に追い込まれるだろうと思い、授業終了後は同じお教室に通っている近所の子と少し公園で遊ばせたりもしました。ただ、ここで遊びすぎてしまうとアウト。1時間なら1時間できっちり帰れないと、晩ご飯の支度などが全て遅くなり自滅します。

 

それと!夏はこの講習に加え、お教室の合宿に参加しました。2泊3日の、いわゆる受験合宿です(6歳の子供が受験合宿だなんて、本当に恐ろしい世の中です)。勉強もしますが、夏ならではの体験もプログラムに組み込まれているというので、思い切って参加させました。実際、花火やスイカ割り、海辺での遊びなど、季節の学習もしっかりでき、本人もとても楽しかったようなので、行かせて良かったと思います。お教室では、この合宿に参加しないと・・・的に煽られるわけですが、そういう観点ではなく、受験期にふさわしいプログラムの中で、お友達と思いっきり学び、遊んでこられる場という意味では最高の場だったと思います。まあ、びっくりする費用ではあるので、なんとも言えませんが(笑)。