小学校受験の記録

2015秋、神奈川県下の私立小学校を中心に受験した際の記録です

教材

教材選びも、教室選びと同様、「模範解答」は無いと思います。選択肢がそれほど多いわけでもありませんので、フィーリングや使いやすさで選んでも良いかもしれません。

 

◎通っている教室のプリント

うちはこれがベースでした。毎回もらってくるプリントの束をファイルに綴じて保管していました。かなりの量になるので、分厚いファイルを分野別に何冊も使っていました。「数量・推理系」「言語・お話の記憶・常識系」など、ざっくりと分けていました。苦手な問題を見つけたときには、付箋を貼ってわかるようにしていました。常識などの分野で覚えなくてはいけない絵は、切り取ってノートに張り付け、どこかお出掛けするときの移動中に見せて復習させるなどして活用していました。

 

◎こぐま会の「ひとりでとっくん(領域別)シリーズ」

苦手分野だけこの問題集を買ってきて使いました。問題が自分で読める形になっているので、ある程度子どもだけで進めることもできます。良心的な値段なので買いやすい印象です。ばっちり対策をとられる方は、このシリーズを一通り、しかも、3回は繰り返すという話もききますが、うちは正直そこまで手が回らずに受験を終えました。でも、分野別の問題集を一通り、繰り返し演習できればそれに越したことはなく、うちももう一度受験をやりなおすとしたら、この方法が確実だろうなと思います。しかしながら、いかんせん共働きでそれほど時間が取れず、子どもも若干気難しい子だったので、そんなにスムーズに進められず、仕方なかったかなと思います。ただ、身近にいた同じ共働きの家庭のお子さんでも、理英会の「ばっちりくんドリル」を一通り解いたという方もいました。その子はとても優秀で、安定した力を持っていました。

 

◎過去問

伸芽会の「有名小学校合格シリーズ」のものを使っていました。中に切り取り線がついていて、コピーもしやすく、扱いやすいので気に入っていました(と言っても、うちは結局過去問を最後ギリギリで解いていたので、コピーして何度も使えるほど使いこなせませんでしたが)。

 

◎こぐま会の「おはなしづくりカード」「ドームつみ木」

どちらも買って良かったと思います。おはなしづくりカードは扱いやすいサイズのカードで、起承転結が4枚のカードで描かれています。ドームつみ木は、四方観察が苦手だったので、最後の追い込みで購入。形がわかりやすいので、初歩には良かったです。こういうものはもっと早く買っておけば良かったと思いました。

 

◎理英会の「かたち博士」

二等編三角形を2つ組み合わせると正方形になる。違う向きで組み合わせると、大きな三角形にもなる。などの、形の知識を養うのに使用しました。ピースが少し少ないので限界を感じたこともありましたが、別売りの問題集の「基礎編」と「応用編」をこなしました。これこそ、子どもが勝手に遊び感覚で取り組めるので、夕食を作っている間に少しやっていてもらうなどができ、便利でした。

 

◎公文の「図形キューブつみき」

これ、とても良いと思います。立体の概念を学ぶのに役立ちます。わが子はこのつみきのおかげかまではわかりませんが、プリント上の立体の構成を解く問題が比較的得意でした。1つ1つのブロックは小さめなので、数を数える(例えば割り算)などの際に使用することもできます。

 

◎日本昔話の絵本

昔話は正直あまり好きではありませんでした。さるかに合戦にしろ、カチカチ山にしろ、結構残酷な描写が多かったので気乗りがしなかったのです。しかし、学校によっては昔話を「常識」と捉えて、それがわからないと解けない問題が出題されるので、仕方なく、メジャーどころのお話は同じ絵本のシリーズで揃えました。また、たちが悪いのは、昔話というのは細部や、場合によっては「落ち」が諸説あって、作者や出版社によって違ったりするので、たまに図書館などで別の出版社から出ている本を借りてきて目を通すなどしても良いかも知れません(うちはそこまで丁寧にできなかったものの、ここはこんな風に描いてある本もあるんだって、と、口頭で補足したりしていました)。

 

█クレヨン、クーピー

新年長に入ってから、クレヨンもクーピーも2セットずつ消費しました。もちろん全部使い切るわけではありませんが、絵を描くうちに、どうしても肌色(ペールオレンジ等呼び方がいろいろありますが)が少なくなったり、全体的に汚くなって使いにくくなってしまうために様子を見て更新していました。当初は「最後まで使う」ことが美徳だと思っていたのですが、ここで大切なのは「点が取れる絵を描くこと」。そこはもったいないようでも思い切って更新するほうが良いと教室で聞き、吹っ切れました。

 

█鉛筆

2Bが基本ですが、同じ2Bでも、メーカーによって書き心地や消し心地が思いの外違うものです。3種類ほど試しましたが、結局行き着いたところは、古典中の古典、三菱鉛筆の「ユニ」でした。